ツバルは太平洋にある、美しい島の国です。人口は約1万2000人です。しかし、この国には大きな問題があります。地球の天気が変わり、海の水の高さが上がっています。このままだと、100年のうちにツバルは海に沈んでしまうかもしれません。
2021年、ツバルの外務大臣だったサイモン・コフェさんは、世界の国が集まる会議(COP26)でスピーチをしました。コフェさんは、膝まで海の水に入って話しました。そして、ツバルのような小さな国がとても困っていると世界に伝えました。次の年、コフェさんは「ツバルは世界で初めてのデジタルの国になる」と発表しました。
「デジタルの国」とは、インターネットの中にツバルを作ることです。もし島がなくなっても、ツバルの文化や歴史を守り、国として活動を続けることができます。また、外国に住むツバルの人たちも、インターネットでつながることができます。これは、ツバルが国であり続けるための大切な計画なのです。
このプロジェクトには、3つの大切なことがあります。1つ目は、ツバルの島々のデジタルコピーを作ることです。2つ目は、ツバルの文化や伝統、人びとの物語などをデータにして残すことです。3つ目は、インターネットで役所のサービスを使えるようにすることです。このプロジェクトは、国民みんなで進めています。例えば、昔からのボートの作り方などをデータにしたいという意見があります。ツバルの人たちは、自分たちの宝物を未来に残すために、みんなで話し合って決めているのです。