イェレナ・ミルシッチさんは、低くて特別な声で歌う歌手です。メリマ・クリュチョさんは、世界でとても有名なアコーディオンの演奏家です。二人は、いっしょに音楽を作ることが運命だったと話します。二人は『ルーメ』というアルバムを作りました。このアルバムには、世界中の有名な歌が10曲と、二人が作ったオリジナルの曲が5曲入っています。オリジナルの曲は、ルーマニアやクロアチアなどの伝統的な音楽からアイデアをもらって作りました。
アルバムに入れる曲を選ぶのは、とても大切な作業でした。二人でたくさんのアイデアを出し合い、二人の演奏にぴったりの曲だけを選びました。クリュチョさんは、このアルバムは「二人で力を合わせて作ったすばらしい作品です」と言います。アルバムのタイトル『ルーメ』は「愛」という意味です。クリュチョさんは「このアルバムは、すべて愛についての歌です」と話しました。『ルーメ』には「世界」や「光」など、ほかにもたくさんの意味があります。
ミルシッチさんは、このアルバムを作って、音楽の大切なことに気がつきました。それは、歌の歌詞のメッセージを伝えることです。クリュチョさんが「きれいに歌うことよりも、歌詞の意味が一番大事だ」と教えてくれました。ミルシッチさんは「メリマといっしょにライブで演奏するのは、いつも特別な気持ちになります」と言います。二人はヨーロッパやアメリカでコンサートをしました。どこで演奏しても、観客はとても感動しました。
二人が初めていっしょに仕事をしたのは、『スノウフレークス』という詩に曲をつけたときでした。ミルシッチさんは、この詩を読んで子どものころを思い出しました。クリュチョさんは、この詩から音楽のアイデアがたくさん浮かんだと言ます。クリュチョさんは、他の有名なジャズ演奏家といっしょに演奏して、賞をもらったこともあります。彼女の音楽には、「セファルディ」という古いユダヤの音楽の影響があります。彼女は14歳のときからこの音楽が大好きでした。