ちゅうごく に ひとり の わかい むすめが いました。むすめは おかあさんと うまく はなせません でした。おかあさんは まいにち むすめに メッセージを おくります。その メッセージには ぶんしょうが ついて いました。「ひとりで いる おんなのこは あぶない です」「はやく けっこん しなさい」と かいて あります。むすめは なんども おかあさんに せつめい しました。じぶんの きもちを はなしました。でも おかあさんは ききません。むすめは とても こまって いました。それで むすめは いい かんがえを おもいつきました。

むすめは AIを つかって あたらしい ひとを つくりました。なまえは 「ラオジャオ」です。ラオジャオは ほんとうは いません。でも プロフィールは すごい です。「かぞくの もんだいを よく しって いる ひとです」「30ねん いじょう しごとを して います」。ラオジャオは スーツを きた としうえの おとこのひと です。とても えらそうに みえます。むすめは ラオジャオの ために WeChatの アカウントを つくりました。そして たくさん ぶんしょうを かきました。おかあさんたちが しんじる ような ぶんしょう です。

ラオジャオの ぶんしょうは いままでと ちがいました。ラオジャオは わかい ひとを しかりません。「わかい ひとは なまけもの です」と いいません。かわりに おやたちに いいます。「おかあさん おとうさん、それは ちがいます」と はなします。たとえば こんな ぶんしょうが ありました。「こどもの じゃまを しないで ください」「ほかの こどもと くらべないで ください」「けっこんが すべて じゃない です」。これは むすめが ずっと おかあさんに いいたかった こと でした。むすめは この アイデアを SNSに かきました。すると ほかの わかい ひとたちも てつだって くれました。みんなで 「ラオジャオは ほんとうに すごい ひとだ」と いう ふんいきを つくりました。

たくさんの おやたちが ラオジャオの ぶんしょうを よみました。むすめが いっても ききません でした。でも えらそうな ラオジャオが いうと はなしを ききました。ラオジャオは おやたちが よく しって いる えらい ひとに にて いました。だから みんな すぐに しんじました。ラオジャオの アカウントは とても にんきに なりました。すると ほんとうに こまっている ひとから そうだんが きました。「まごと なかが わるい です。たすけて ください」。むすめは びっくり しました。これは じょうだんの つもり でした。でも ほんとうの なやみを きいて すこし こわく なりました。どうやって こたえたら いいか わからなく なりました。むすめは ふあんに なりました。