大阪市で開催された大相撲三月場所(春場所)で、大関の大の里が優勝した。優勝決定戦で前頭四枚目の高安を下し、3場所ぶり3回目の優勝である。
今場所、大の里と高安は激しい優勝争いを繰り広げた。高安は10日目に大の里との直接対決で勝ち、一時は単独トップに立った。しかし、その後に敗れたため、最終的に両者は11勝3敗で勝ち星が並んだ。
千秋楽(最終日)でも、両者はそれぞれの取組に勝利した。このため、優勝の行方は、同じ成績の力士同士で行われる優勝決定戦に持ち越された。
優勝決定戦では、高安が土俵際で投げを試みたが、大の里が見事に堪えて勝利を収め、3場所ぶり3回目の優勝を飾った。
この結果を受け、日本相撲協会の審判部長は、大の里の次の五月場所が「綱取り場所」になるとの見解を示した。綱取りとは、相撲界の最高位である横綱への昇進に挑戦することを意味する。協会の内規では、「大関で2場所連続優勝するか、それに準ずる成績」が昇進の目安とされる。協会の八角理事長も「堂々と相撲を取っている。早く横綱に上がってほしい」と期待を寄せている。