チェコに、古本ふるほんの業界ぎょうかいを変かえている新あたらしい会社かいしゃがあります。この会社かいしゃのサービスはヨーロッパ中じゅうで人気にんきになっています。チェコでは、本ほんを読よむ人ひとがたくさんいます。2022年ねんのEUの調査ちょうさによると、チェコの人ひとの65%が1年ねんに5冊さつから10冊さつの本ほんを読よみます。これはEUの平均へいきんより高たかい数字すうじです。チェコの人ひとたちは、新あたらしい本ほんだけでなく、古本ふるほんも大好だいすきです。その理由りゆうの一ひとつは歴史れきしにあります。1989年ねんまでチェコは社会主義しゃかいしゅぎの国くにだったので、政府せいふが認みとめない本ほんは読よめませんでした。しかし、古本屋ふるほんやでは、そのような本ほんをひみつで売うっていました。

最近さいきんの社会しゃかいの変化へんかも関係かんけいしています。一ひとつ目めは、若わかい人ひとたちが環境かんきょう問題もんだいに興味きょうみを持もつようになったことです。古本ふるほんを買かうことは、環境かんきょうに良よいと考かんがえられています。もう一ひとつは、コロナの影響えいきょうです。コロナが流行りゅうこうして、インターネットで物ものを買かったり売うったりすることが普通ふつうになりました。このような文化ぶんかや社会しゃかいの変化へんかが、ある会社かいしゃの大成功だいせいこうにつながりました。その会社かいしゃの名前なまえは「クニホボット」です。

「クニホボット」は、チェコ語ごの「本ほん(knih)」と「ロボット(robot)」を合あわせた言葉ことばです。この会社かいしゃは2019年ねんにできました。そして、とても速はやく成長せいちょうしています。今年ことしはすでに300万冊まんさつの本ほんを売うり、去年きょねんより100万冊まんさつも多おおく売うれています。クニホボットのサービスはとても便利べんりです。本ほんを売うりたい人ひとは、たくさんの面倒めんどうなことをしなければなりません。たとえば、本ほんの写真しゃしんを撮とったり、買かう人ひとを探さがしたり、本ほんを送おくる準備じゅんびをしたりします。クニホボットは、これらの仕事しごとを全部ぜんぶ、お客きゃくさんの代かわりにします。

クニホボットは無料むりょうでお客きゃくさんの家いえまで本ほんを取とりに行いきます。そして、本ほんの写真しゃしんを撮とり、値段ねだんを決きめて、ウェブサイトに載のせます。買かいたい人ひとが見みつかったら、その人ひとに本ほんを送おくります。この自動化じどうかされた仕組しくみのおかげで、1日にちに約やく3万冊まんさつの本ほんを受うけ取とり、2万まん5千冊せんさつを売うることができます。お客きゃくさんは何なにもする必要ひつようがないので、とても簡単かんたんです。この便利べんりなサービスで、クニホボットはチェコだけでなく、オーストリアやドイツなど、ヨーロッパの9つの国くにでビジネスをしています。