これは、コロンビアに住すむロレーナ・アンドラーデさんの話はなしです。私が育そだった地域ちいきはとても貧まずしく、法律ほうりつもあまり守まもられていませんでした。そこでは、子どもや若わかい人ひとたちが武装集団ぶそうしゅうだんの標的ひょうてきにされていました。武装集団ぶそうしゅうだんは、政府せいふと戦たたかっているグループです。そのグループに入はいるように、たくさんの若者わかものが誘さそわれていました。

そんな中なかで、サッカーは私わたしの心こころの支ささえでした。毎日まいにち、学校がっこうのあとで友達ともだちと練習れんしゅうしていました。ある日ひ、練習れんしゅうする場所ばしょでダヴィドという17歳さいの男おとこの子こに会あいました。私わたしたちはすぐに仲良なかよくなり、いろいろなことを話はなしました。そして、彼かれは私わたしの恋人こいびとになりました。6か月げつの間あいだ、私わたしは本当ほんとうに大切たいせつな人ひとができたと信しんじていました。

しかし、ある日ひの練習れんしゅうの後あと、ダヴィドの態度たいどが突然とつぜん変かわりました。彼かれは乱暴らんぼうに私わたしを捕つかまえ、「一緒いっしょに来こい」と言いいました。私わたしはとてもこわくて、何なにも考かんがえられませんでした。私わたしが「いやだ」と言いうと、彼かれは本当ほんとうのことを話はなしました。彼かれの本当ほんとうの目的もくてきは、私わたしをゲリラ(武装集団ぶそうしゅうだん)に入いれることでした。彼かれは、私わたしの好すきだという気持きもちを利用りようしていたのです。その時とき、通とおりを歩あるいていた兄あにが助たすけに来きてくれました。運うんが良よかったです。

コロンビアの武装集団ぶそうしゅうだんは、恋愛感情れんあいかんじょうを利用りようしてメンバーを集あつめることがよくあります。特とくに、貧まずしい村むらの子こどもや、家庭内かていないの暴力ぼうりょくなどを経験けいけんした子こどもたちが狙ねらわれます。彼かれらは「仲間なかまになろう」「安全あんぜんと食たべ物ものをあげる」のような甘あまい言葉ことばで誘さそいます。こうして多おおくの若者わかものは、子こどもとしての時間じかんや将来しょうらいの可能性かのうせいを失うしなってしまうのです。

この出来事できごとで、私わたしの中なかの何なにかが壊こわれてしまいました。でも、今いまもサッカーと人生じんせいを頑張がんばっています。そして、自分じぶんの経験けいけんを話はなせない人ひとたちの代かわりに声こえをあげたいです。どんなに暗くらい状況じょうきょうでも希望きぼうはあると伝つたえたいです。私わたしたちは一緒いっしょに自分じぶんたちの運命うんめいを変かえることができると信しんじています。