BRICSという、世界の経済について話し合うグループの会議がありました。BRICSはもともと、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5つの国でした。この会議で、エジプトやイラン、サウジアラビアなど6つの国が新しくメンバーに入ることが決まりました。グループが大きくなり、力が強くなっています。ロシアのプーチン大統領は、「G7のような今までのリーダーではなく、BRICSが世界の新しいリーダーになるだろう」と力強く話しました。インドの政治家も「この会議は歴史的で、大きな成功だ」と言っています。
会議の後、BRICSは140ぐらいの項目がある共同宣言を発表しました。その中で、「お互いを尊重し、協力して、より公平で安定した世界を作る」と約束しました。国際的なルールをきちんと守ることも確認しました。これらはとてもいい言葉です。しかし、メンバーの中には、他の国と戦争をしていたり、国民の自由が少なかったりする国もあります。だから、「尊重」や「民主主義」という言葉が本当の意味を持つのか、疑問に思う人もいます。
環境問題や人権についても話し合いました。ごみ問題や森林がなくなる問題などに協力して取り組むことや、女性が経済的に自立できるようにすることが大切だと確認しました。しかし、BRICSにはグループの中にたくさんの対立があります。サウジアラビアとイランは長い間、関係が悪かったです。中国とインドは国境の問題を抱えています。エジプトとエチオピアは、ナイル川の水の使い方で対立しています。これらの問題が、BRICSの協力を難しくするかもしれません。
BRICSが本当に成功するためには、まだやるべきことがたくさんあります。専門家は、どんな国がメンバーになれるかのルールをはっきり決めるべきだと言っています。また、ただ「今の世界の秩序に反対する」だけではなく、BRICSがどんな世界を目指すのかを示す必要があります。BRICSが作った「新開発銀行」を強くしたり、国連の重要なメンバーをBRICSの国から増やしたりすることも、その一つになるかもしれません。BRICSの将来がどうなるか、これからも注目されます。