アフリカのコンゴ民主共和国みんしゅきょうわこくで、エボラびょうという病気びょうきがとてもはやひろがっています。これは、コンゴでいままでで一番いちばんおおきな流行りゅうこうです。原因げんいんは「ブンディブギョ」という種類しゅるいのエボラウイルスです。しかし、このウイルスにくワクチンはまだありません。そのため、世界中せかいじゅう専門家せんもんかたちが、あたらしいワクチンの開発かいはつとテストをいそいでいます。

世界保健機関せかいほけんきかん(WHO)によると、病気びょうきいままでなかったスピードでひろがっています。9がつ7にちまでに6,757にん病気びょうきになり、3,267にんくなりました。この病気びょうきくなるひと割合わりあいはとてもたかいです。この流行りゅうこうは、世界せかい歴史れきしなかで2番目ばんめおおきなものです。とくに、どもや、お医者いしゃさんや看護師かんごしなど、病院びょういんはたら医療従事者いりょうじゅうじしゃ被害ひがいおおきくなっています。

あたらしいワクチンをつくるため、いろいろな組織そしき協力きょうりょくしています。「CEPI」という国際的こくさいてきなグループは、シンガポールのヒルマン・ラボラトリーズという会社かいしゃに、ワクチンをつくるために最大さいだい850まんドルのおかねすと発表はっぴょうしました。いままでこのウイルスのワクチンがなかったのは、過去かこにあまり流行りゅうこうしなかったので、ワクチンへの投資とうしすくなかったからです。CEPIは、ヒルマンしゃほかにも、モデルナしゃやオックスフォード大学だいがくのワクチン開発かいはつ手伝てつだっています。

しかし、あたらしいワクチンがひろ使つかえるようになるまでには、時間じかんがかかります。そこで、いまあるワクチンも使つかおうとしています。いまあるエボラワクチン「エルベボ」は、「ザイール」というべつ種類しゅるいのためのものです。ですが、ているウイルスにも効果こうかがあるかもしれません。この効果こうか調しらべるため、WHOなどは7まん回分かいぶんのエルベボをコンゴにおくりました。そのうち5まん回分かいぶん医療従事者いりょうじゅうじしゃまもるために、のこりの2まん回分かいぶんはテストに使つかいます。

CEPIの専門家せんもんかは、「病気びょうき流行りゅうこうするとみんなあわてて対応たいおうするが、流行りゅうこうわるとすぐわすれてしまう」という問題もんだいがあるといます。このわるかえしをなくすため、CEPIは「100にちミッション」という計画けいかくすすめています。これは、あたらしい病気びょうきつかってから100にち以内いないにワクチンを使つかえるようにする計画けいかくです。いまのコンゴの状況じょうきょうは、この目標もくひょうからまだとおいですが、将来しょうらいのために準備じゅんびをしています。