これは インドの はなし です。 インドに ひとりの おじいさんが いました。 60さい です。 おじいさんは はたけで しごとを します。 あるひ うしが おじいさんの あしを ふみました。 あしに けがを しました。 3ねん あと、また けがを しました。 こんどは おしりに きの とげが ささりました。 おじいさんは びょうきに なりました。 けがを した あしと おしりが とても はれました。 びょういんで しらべました。 びょうきの わけは 「きん」でした。 きんは とても ちいさい です。 めには みえません。 つちの なかに すんで います。 きんが ちいさな きずから からだに はいりました。 この びょうきの なまえは 「マイセトーマ」です。 この びょうきは ゆっくり からだの なかや ほねを わるく します。 とても こわい びょうき です。
インドには バブラムさん という 65さいの おじいさんも います。 バブラムさんも はたけで しごとを します。 ながい あいだ くつを はきませんでした。 いつも はだしで はたけを あるきました。 だから あしは いつも つちに ふれて いました。 つちの なかには びょうきの きんが たくさん います。 そして バブラムさんも マイセトーマに なりました。 はじめは みぎあしに ちいさな ものが できました。 それが だんだん おおきく なりました。 あしが とても はれて、うみが でました。 とくに あめが ふる きせつは もっと わるく なります。 あめの みずが あしの きずに はいるからです。 そうすると いつも もっと いたく なりました。
インドには この びょうきの ひとが たくさん いるかも しれません。 でも くには その ことを よく しりません。 どのくらいの ひとが びょうきか、ぜんぜん わからないのです。 くにが しらべる しくみが ないからです。 これは とても おおきな もんだい です。 この びょうきの きんは しぜんの なかに います。 つちや きの とげに います。 ですから ひとだけを みても びょうきは わかりません。 わたしたち ひとと どうぶつと しぜん。 この みっつは みんな つながって います。 ひとと どうぶつと しぜん、みんなの けんこうを いっしょに かんがえる こと。 これが これから とても たいせつ です。 この かんがえかたを 「ワンヘルス」と いいます。
マイセトーマは まだ わからない ことが たくさん ある びょうき です。 はたけで はたらく ひとは たくさん います。 みんな つちに ふれます。 でも みんなが びょうきに なる ことは ありません。 どうして すこしの ひとだけ びょうきに なるのか、まだ わかりません。 てんきや あつさも びょうきと かんけいが あります。 あめが おおい ばしょと すくない ばしょでは きんの しゅるいが ちがいます。 ちきゅうが あたたかく なると きんが すむ ばしょも かわります。 この びょうきを なおす ことは とても むずかしい です。 くすりが ききにくい きんも あります。 びょうきが ひどく なると あしを きります。 しんでしまう ことも あります。 ですから はやく びょうきを みつけて びょういんに いく ことが たいせつ です。
びょうきに くわしい ひとたちは くにに つよく おねがい して います。 「もっと この びょうきを しらべて ください」。 「ワンヘルスの かんがえかたで しらべて ください」。 うまや うしや いぬも この びょうきに なります。 だから ひとと どうぶつと しぜん、ぜんぶを しらべる ことが たいせつ なのです。 この びょうきは おかねが あまり ない ひとたちに おおい です。 ひとびとは とても こまって います。 くにが しっかり たすける ことが たいせつ です。 くにが この もんだいを よく みて たすけないと、こまって いる ひとたちは いつまでも たいへんです。 みんなで この もんだいを かんがえる ことが いま たいせつ です。