世界中せかいじゅうの調査ちょうさで、とても暑あつい日ひが妊娠にんしんしている女性じょせいと、そのお腹なかの中なかにいる赤ちゃんや生うまれたばかりの赤ちゃんにとって、健康けんこうの危険きけんを大おおきくしていることがわかりました。ブラジルやインドなど、いろいろな国くにの医者いしゃや看護師かんごしなど1000人にんに質問しつもんした結果けっかです。この調査ちょうさに答こたえた医療いりょうの専門家せんもんかのほとんどが、暑あつさのせいで健康けんこうの問題もんだいが起おこった女性じょせいや赤ちゃんを見みたことがあると言いっています。この結果けっかは、今いままでのたくさんの科学的かがくてきな証拠しょうこと同おなじことを示しめしています。

医療いりょうの専門家せんもんかの73%が、暑あつさが原因げんいんの病気びょうきや問題もんだいがこの5年ねんで増ふえたと答こたえました。例たとえば、体からだの水みずがなくなる「脱水だっすい症状しょうじょう」や、暑あつさで気分きぶんが悪わるくなる「熱中症ねっちゅうしょう」などです。また、予定よていより早はやく赤ちゃんが生うまれたり(早産そうざん)、軽かるい体重たいじゅうで生うまれたりすることも報告ほうこくされています。調査ちょうさをした団体だんたいのリーダーは、「暑あつさは『見みえない殺人者さつじんしゃ』です。でも、妊娠にんしんしている女性じょせいを『見みえない存在そんざい』にしてはいけません。国くにのリーダーは今いますぐ行動こうどうする必要ひつようがあります」と強つよく言いいました。

この問題もんだいを解決かいけつするために、いろいろな対策たいさくが考かんがえられています。アフリカのジンバブエでは、妊娠にんしんしている女性じょせいを暑あつさから守まもるための研究けんきゅうをしています。あまりお金かねがかからない方法ほうほうを試ためしています。例たとえば、スマートフォンで暑あつい日ひの注意ちゅういを知しらせたり、体からだを冷ひやすためのセットを配くばったりします。また、建物たてものが暑あつくならないように、屋根やねに光ひかりをはね返かえす材料ざいりょうを使つかうこともあります。医療いりょうの専門家せんもんかの90%以上いじょうは、このような女性じょせいたちを守まもるために、もっと勉強べんきょうする機会きかいや物もの・お金かねが必要ひつようだと言いっています。

ジンバブエでは、家族かぞくや地域ちいきの人ひとたちが協力きょうりょくすることも大切たいせつにしています。今いままでは女性じょせいが一人ひとりでしていた大変たいへんな仕事しごとを、男性だんせいも手伝てつだうようにしています。例たとえば、男性だんせいが遠とおくまで水みずを運はこぶのです。プロジェクトのリーダーは、「アドバイスをするだけでは意味いみがありません。家族かぞくや地域ちいきと一緒いっしょに活動かつどうすることが重要じゅうようです」と話はなしています。このような助たすけを受うけた女性じょせいは、脱水だっすい症状しょうじょうになることがとても少すくなくなったという結果けっかも出でています。

今年ことしの8月がつは、これまでの記録きろくでいちばん暑あつい8月がつでした。地球ちきゅうの温度おんどはどんどん上あがっています。国連こくれんの専門家せんもんかは、「安全あんぜんに赤あかちゃんを産うめるかどうかは、住すんでいる場所ばしょや、お金かねがあるかないかによって違ちがいます。もし何なにも対策たいさくをしなければ、とても暑あつい日ひがこの不平等ふびょうどうをさらに大おおきくするでしょう」と警告けいこくしています。