京都府警察は、4月13日の夕方、京都府南丹市の山林で発見された子どもの遺体いたいが、3月23日から行方不明ゆくえふめいになっていた市立園部小学校の児童・安達結希さん(11)であったと発表した。

安達さんは3月23日の朝、父親が運転する車で小学校近くまで送られた後、消息しょうそくっていた。府警は連日れんじつ捜査を続け、13日も50人体制たいせいで捜索にあたっていたところ、同日午後4時45分ごろ、市内の山林で子どもとみられる遺体を発見した。発見現場は、前日の12日に安達さんのものとみられる靴が見つかった山中から北東ほくとうへ約5km離れていた。遺体は仰向あおむけに倒れており、濃紺のフリースとベージュの長ズボンを着ていたが、靴は履いていなかった。発見時、性別や年齢は不明で、死後かなりの時間が経過しているとみられた。捜査関係者によると、その着衣ちゃくいの特徴は、安達さんが行方不明になった時の服装と酷似こくじしていたという。

翌14日に府警が司法解剖しほうかいぼうを行った結果、この遺体が行方不明だった安達さんであると判明した。死亡したのは3月下旬と推定され、死因は不明である。遺体には、刃物のような鋭利えいりなものによる刺し傷や切り傷はなく、着衣にも目立った損傷そんしょうは確認されなかった。

遺体が見つかった場所は、民家や田畑が点在てんざいする地域の農道のうどうから少し入ったところであった。遺体は山林の地面に仰向けで倒れており、土をかぶせられたり何かで覆われたりした形跡けいせきはなかった。この場所は普段、外部の人が立ち入ることは少なく、靴を履いていない子どもが迷い込むとは考えにくい。そのため警察は、事件に巻き込まれた可能性も視野しやに入れて捜査している。これまでの捜索には、のべ1000人の警察官が動員どういんされ、360件の情報提供が寄せられたという。