北アメリカと南アメリカの国々で、「はしか(麻)」という病気が流行しています。この22年間で、病気にかかった人が一番多くなりました。専門家は、ワールドカップでたくさんの人が国を移動したことや、ワクチンを打つ人が少ないことが原因だと考えています。はしかは、とてもうつりやすい病気で、空気で広がります。とくに子どもがかかりやすいです。
世界保健機関(WHO)によると、今年(2026年)は8月までに、はしかだとわかった人が5万1000人以上いました。これは去年1年間の数の約3倍です。そのため、アメリカ大陸は「はしかがなくなった地域」ではなくなりました。WHOは、はしかの危険は「とても高い」と言っています。そして、それぞれの国にワクチンを打つことや、病気の広がりをしっかりチェックするように強くお願いしています。
専門家は、はしかがまた流行した一番の理由は、ワクチンを打つ人の割合が低くなったことだと言っています。WHOの報告では、今年アメリカ大陸ではしかになった人の73%は、ワクチンを打っていませんでした。流行を防ぐためには、人口の95%がワクチンを打つ必要があります。しかし、アメリカ大陸全体では、必要なワクチンを2回打った人は85%だけです。
はしかは、高い熱やせき、体にできる赤いぶつぶつなどが症状です。重くなると、肺炎などの病気になったり、死んでしまったりすることもあります。この病気を防ぐために一番効果があるのはワクチンです。人口の95%以上がワクチンを打つと、「集団免疫」ができます。これは、たくさんの人が病気に強くなるので、社会全体で病気の流行を防げる状態のことです。
ワクチンを打つ人が少ない理由には、病院に行きにくいことや、ワクチンが心配だと思う人がいることなど、いろいろなことがあります。専門家は、それぞれの国の問題を理解して、ワクチンを打つ人を増やすための戦略を立てることが重要だと話しています。そして、病気の広がりを早く見つけることも大切です。