アメリカの政府は、ITの大手企業8つの「永住権えいじゅうけん」の申請を止めました。永住権えいじゅうけんはグリーンカードとも呼ばれます。この決定で、アメリカの移民いみんのルールがこれからどうなるか、わからなくなっています。アメリカの労働省ろうどうしょうは「PERM」という労働ろうどう許可証きょかしょうの申請の手続きを止めました。申請に嘘うそがあったかもしれないと考えているからです。政府のこの動きの背景はいけいには、移民いみんに対する厳きびしい意見があります。

永住権えいじゅうけんを取とるためには、多くの人がまず「PERM」を申請します。これは、アメリカで働きたい専門家にとって大切な手続きです。特とくに、インド国籍こくせきの人たちがたくさん使う「H-1Bビザ」から永住権えいじゅうけんを目指めざす人が多いです。H-1Bビザを持っている人の71%がインド人です。しかし、アメリカの移民いみんのルールは複雑ふくざつで、お金もかかります。PERMの手続きが止まったことで、永住権えいじゅうけんを取とるのがもっと遅おくくなるかもしれません。

この問題は、会社よりも個人の労働者ろうどうしゃに大きな影響を与あたえます。なぜなら、アメリカでは永住権えいじゅうけんを待っている人がすでに大勢おおぜいいるからです。2023年の調査ちょうさでは、仕事で永住権えいじゅうけんを待つ人は約やく180万人いました。そのうちの約やく110万人はインド人でした。専門家は、インド人は長い人で134年も待つかもしれないと言っています。永住権えいじゅうけんは生活の計画でとても重要なので、この新しい問題は彼かれらの人生を大きく変えてしまうかもしれません。

一方で、インドのIT業界ぎょうかいも変わってきています。昔むかしは多くの技術者が外国へ行って働いていました。しかし今は、インドにいながら外国の会社にサービスを提供ていきょうするビジネスが増えています。インドのIT業界ぎょうかいは成長を続けています。だから、永住権えいじゅうけんの問題が会社のビジネスに与あたえる影響は、それほど大きくないかもしれません。

会社にとって、この問題は小さなことかもしれません。しかし、影響を受うけるインド人の専門家にとっては、とても深刻しんこくで大切な問題です。彼かれらのアメリカでの生活計画は、大きく変わってしまうかもしれません。この問題は、アメリカとインドの関係にも悪い影響を与あたえる可能性かのうせいがあります。グローバルな社会で働く人たちの流れがどう変わるか、長い目で見ていく必要があります。